格闘技イベント「RIZIN.51」(9月28日、愛知・IGアリーナ)で行われる「RIZIN WORLD GP フライ級トーナメント(フライ級GP)」準決勝で、扇久保博正(38)とアリベク・ガジャマトフ(ダゲスタン=24)が激突することが「フライ級総選挙」と銘打たれた異例の投票によって決定した。
都内で19日に行われた選挙には、1回戦を勝ち上がった5名のファイター(元谷友貴、扇久保、伊藤祐樹、神龍誠、ガジャマトフ)が登壇。会場に集まった101人の識者、ファンクラブ会員からなる有権者が、一番見たい対戦カードに投票を行い、準決勝の試合が決定された。投票は2回行われ、2度の投票で選ばれなかった1人はリザーバーにまわることになる。
最終演説の後、厳かな雰囲気の中で投票は行われ、1回目の投票で36票を獲得した扇久保とガジャマトフの対戦が決定した。
この選挙のため、30時間以上をかけて来日したガジャマトフは「扇久保選手が非常に強いことは知っている。100%の準備をして、この間のような華やかな試合をお見せしたい」と腕を鳴らした。対する扇久保も「スピーチを聞いてハングリー精神のある、とても危険な相手だと感じました。仕留めに来ると思うので、塩漬けにして最後は『何だこいつ』という顔をさせます」と拳を握った。
また、2回目の投票では、元谷と神龍の試合が決まった。元谷は「このチャンスをしっかりモノにして、ベルトを取りたい」、神龍は「いい試合しましょう。新旧DEEP対決やりますか」とそれぞれ意気込んだ。












