第3回ニッカン釣りちゃんカップがこのほど、横浜市の野島「村本海事」(関口真一船主)で行われた。今回は、当たれば「一発ホームラン」のマダコをエギで狙った。ゲストでモデルの利水つばさを含め、18人が参加。船中で55匹釣れた。
大物賞(ニッカン釣りちゃん大賞)は、1・18キロを上げた下里淳さん(50)が受賞した。右舷ミヨシ(最前方)に陣取り、エギを底まで落として糸フケを取り、シェイク(エギを振るわせて)して誘った。「もぞもぞと引きずり込まれてもたれるような感触があった。ワンテンポ置いて合わせたら乗った」。
エギダコは7~8年前から始めた。早々に4キロの大ダコをゲットしている。今季初のタコ狙いで、黄色と黒のカラーの3号と2・5号のエギを装着した。エギの大きさを変えることで針の位置をズラした上、針にバス用の白いワームを付けて誘った。「隣で釣っていたつばさちゃんが乗せ損ねた。バラしたタコが乗っかってきた感じです」と苦笑いしていた。
サオ頭の利水つばさ賞は、右舷トモ(最後方)から3人目の石原昌典さん(55)が8匹で獲得した。アジやタチウオ釣りは何度も経験しているが、エギダコは初出場。「最初の2時間は乗せ方が分からず、アタリと根掛かりの判別もできませんでした」と言う。エギをオレンジ色に替え、乗ったと思っても少し待って合わせたら、たて続けに釣れた。200グラムから1キロ級まで7匹。右隣の川口真太郎さんと同匹で並んだ。
頼りにしていたオレンジのエギが根掛かりで痛恨のロスト。「ダイソーで300円で買った桃色系のエギをキャストして、根掛かりを恐れずに誘ったら、300グラムほどのタコが乗りました。サヨナラ勝ちです」と声を弾ませていた。